嗅覚障害
においのしくみ
鼻孔の奥には「鼻腔」と呼ばれる空洞が広がっており
その天井の一部に「嗅粘膜」という組織があります。
鼻孔から入ってきたにおいの素は嗅粘膜に付着し、その刺激が「嗅神経」を通じ大脳の「におい中枢」に送られる事により、初めてにおいを感じる事が出来ます。
●嗅覚障害の種類
①呼吸性嗅覚障害
鼻の病気が原因で鼻中の空気の流れが阻害されて起こります。
鼻中隔弯曲症、鼻茸などの方に多くみられる。
②中枢性嗅覚障害
嗅球や大脳が「パーキンソン病、アルツハイマー病、脳腫瘍、脳梗塞」などの病気で障害を受けるものです。
頻度は高くありませんが、もっとも症状が重く治療も難しいです。
③末梢性嗅覚障害
「嗅粘膜性嗅覚障害」
・ウイルスが嗅粘膜に感染し炎症を起こし、嗅粘膜が変性する。
「末梢神経性嗅覚障害」
・後頭部外傷などで起こる事がほとんで、頭の後ろから強い衝撃が加わると、その衝撃などで嗅糸が切れてしまう 。
治療法
・まずその原因となる病気の治療を行うことが必要です。
・原因にかかわらず、主に「ステロイド点鼻療法」を行います 。
粘膜の炎症が続いていると嗅細胞の再生が困難になる為、
炎症を抑える効果が大きいステロイド点鼻薬を行います
さらに、並行して神経の再生を促す「ビタミンB群、ビタミンA、
亜鉛製剤」などで神経回復を図ります。
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